やっぱり、紙の本が好き
紙の本が生み出す「読書体験」

大前提、私は紙の本が大好きです
書店員として本を売り続けて二十数年、紙の本への愛着は人一倍あります。
ページをめくるときの手触りや、ふわりと漂う紙の匂い。
私にとって読書とは、ただ文字に目を通す作業ではありません。
手触りや匂い、さらには読んだ場所や季節までもが、思い出とともに心に刻まれる体験なのです。
だから旅に出るときは必ず一冊は本を持って行ってほしい。
読んだ記憶がその土地や時間の記憶と結びついて、一生の宝物になるのです。
本棚に並ぶ背表紙が語る人生
そして、紙の本には「コレクション」としての魅力があります。
本棚に並んだ背表紙を眺めていると、本たちが自分の人生、歴史を語りはじめる気になります。
棚に積み重なった本の存在感は特別なものです。
世界にひとつだけの「自分の本」
さらに、付箋を貼ったり、マーカーで線を引いたり、余白にメモを書いたりすることで
「世界でひとつだけの自分の本」になります。
書店員として数えきれないほどの本を扱ってきましたが、
「モノとしての完成度」を誇る紙の本は、私にとって特別な存在です。
Audibleだからこそ助けられるシーン
紙では読めない時間を「耳読」で変える
一方でAudibleを使ってみて気づいたのは
「紙の本ではあり得ない時間を読書に変えられる」ということです。
私も以前、

聴く読書!?そんなもの読書じゃねぇ!
と超硬合金より硬い頭の持ち主でした。
しかし、あるきっかけでイヤイヤながらオーディブルを使ってみると考え方は一変。
「こりゃ使える!」となったのです。
通勤・家事・運動…すき間時間を読書に
Audibleのメリットは、どんなシチュエーションでも読書ができること。たとえば…
- 通勤電車で混雑していて本を開けないとき
- 家事や料理をしているとき
- ランニングやウォーキングで体を動かしているとき
- 夜、目が疲れて文字を追うのがしんどいとき
こういう場面で「耳から本が入ってくる」のは想像以上に快適です。
挫折しがちな分厚い本もAudibleなら完走できる
特に分厚いビジネス書や自己啓発書は、文字で読むと途中で挫折しがち。
でもAudibleなら最後まで聴けてしまうんですよね。
書店員の本音!私の1日読書ルーティン
朝の通勤(Audible)
朝の電車通勤時は立ちっぱなしかつ混雑するため本を広げるのは難しい…
ここはAudibleの出番です。
ビジネス書や自己啓発書を2倍速で効率的にインプット。
「通勤しながら聴き」で頭を少しずつ仕事モードに切り替えます。
昼休み(紙の本)
お昼休みはウキウキ紙の本ウォッチング。
小説やエッセイを少しずつ読み進める至福の時間です。
ページをめくるたびに心がリセットされ、胃袋と同様に脳も満腹になります。
帰宅の電車(Audible)
仕事を終えて帰る電車でもAudible。
一日の疲労もあるので気軽に聴けるエッセイやスポーツ選手の本を選ぶことが多いです。
目を閉じて聴くと、自然とリラックス。
帰宅の電車内が「一日の疲れをリセット」する時間になります。
夜のリラックスタイム(紙の本)
家に帰ってからの夜は、紙の本でじっくり読書。
物語に没入したい小説を読むことが多いです。
夜の読書は紙の手触りや背表紙の存在感を味わいながら本と向き合う「特別な時間」です。
家事やランニング(Audible)
皿洗いや掃除の間、週末の習慣にしているランニング。
こうした「ながら時間」にはAudibleが大活躍。
脳を楽しい気分で満たすため、こんな時は小説を聴きます。
退屈な作業が「読書の時間」に変わるので、家事や運動が楽しみになります。
まとめ|紙とAudibleをどう使い分ける?
紙の本=じっくり味わう時間
Audible=生活に溶け込む時間
朝と帰宅の電車=Audible
昼の休憩&夜のリラックスタイム=紙の本
家事や運動=Audible
こんなふうに自然に棲み分けているうちに、気づけば「読書量が倍増」していました。
紙の本は「味わうため」、Audibleは「生活に溶け込ませるため」。
両方を使い分けることで、本との距離がぐっと近くなったのです。
まずは無料体験でAudibleを試してみよう
もしまだAudibleを試したことがないなら、まずは無料体験から始めてみるのがおすすめです。
- 通勤時間や家事の合間に、気軽に本の世界を体験できる
- 紙の本とは違う“耳で読む読書”を、リスクなく試せる
私自身も、最初は「本当に楽しめるのかな…」と疑心暗鬼でした。
でも聴き始めてみると、通勤時間やランニングの時間があっという間に読書タイムになり、生活に新しいリズムが生まれました。
紙の本とAudible、それぞれの良さを知る。
それだけであなたの読書生活もぐっと豊かになります。
まずは一歩、耳で読む読書を体験してみてください。