
最近、本が読めなくて…
書店で働いていると、そんな声をよく耳にします。
忙しさ、目の疲れ、スマホの誘惑―
現代は、読書の時間がどんどん減っている時代です。
文化庁の調査によると、「1ヶ月に1冊も本を読まない人」は6割を超えるとのこと。
(令和5年度「国語に関する世論調査」より)
▶︎調査結果はこちら
「本を読みたいけれど、なかなか読めない」
そんなお悩みを持つ方々に、強くおすすめしたいのがAmazonのAudible(オーディブル)です。
実は僕、現役の書店員でありながら、ここ数年Audibleを使い倒しています。
紙の本での読書量は月に1〜2冊。
一方、Audibleでは月に10冊以上“読んで”(=聴いて)います。

おいおい、書店員なんだから紙の本だけ読んでろよ!
そんなツッコミが聞こえてきそうですが、声を大にして言わせてください。

Audibleは最強の読書ツールです!
読書は、人生を豊かにします。
そして、多くの本に出会えば出会うほど、その豊かさは深まっていくもの。
本記事では、書店員歴25年、紙の本を愛してやまない僕だからこそ語れる「聴く読書」の魅力と可能性を6つご紹介します。
Audibleのメリット6選
1.紙の本では不可能?Audibleの“圧倒的コスパ&タイパ”
Audibleの最大の魅力は、そのコスパとタイパの良さです。
月額1,500円で20万冊以上が聴き放題というのは破格。

月1,500円か、サブスクにしては高いな…
そう感じる方もいるかもしれませんが、いまや紙の書籍の定価は1冊1,000円以上。
月に2冊聴けば、元は取れてしまいます。

収録作品って古かったり微妙な本ばかりじゃないの?
いえいえ、そんなことはありません!
本屋大賞受賞作など話題作も多く、ラインナップには驚かされます。
さらにAudibleの真価は、スキマ時間の有効活用にあります。
頭と耳が空いてさえいれば、いつでもどこでも読書が可能です。
僕はAudibleに出会ってから、「読書の時間を確保して読む」という価値観が大きく変わりました。
この効率の良さは、まさに現代人にぴったりの読書スタイル。
「読書は好きだけど時間がない」「本は読みたいけど高くて…」という方にこそ、試していただきたい読書法です。
2.通勤・家事・運動中でも!両手フリーの“ながら読書”が快適すぎる
忙しくて本を読む時間がない―
そう感じている方こそ、Audibleの“ながら読書”を体験してほしいです。
両手が空いたまま読書ができる心地よさは癖になります。
Audibleがあれば、日常のあらゆる時間が読書タイムに早変わり。
- 運転中
手も目もふさがっている運転中こそ、Audibleに最適です。
「さすがに運転中に読書は無理」―という車通勤の多い書店員の嘆きもAudibleが解決。
ただし、難解なビジネス書やメモが必要な本は避け、小説やエッセイなど聴きやすいものを選びましょう。 - 散歩・ランニング中
運動しながら本が読める―控えめに言って最高です。
僕はランニング中に聴いていますが、ウォーキングや筋トレでもOK。
内容に集中していると、運動中の疲れも気にならなくなります。 - 家事中
掃除、洗濯物をたたむ、皿洗いなど、単純作業との相性は抜群。
耳だけで読書できるのが、本当にありがたいです。
「読書=本を手に持つ」という常識を覆す、Audibleの“ながら読書”。
体を動かしながら、心は豊かに―そんな体験を、ぜひあなたにも。
3. 目が疲れないって最高!“耳読書”は現代人の味方
スマホやパソコンで目を酷使する日々。
そんな現代人にとって、“耳だけでできる読書”はまさに救いです。
Audibleなら、目を使わずに読書習慣をキープできます。
特におすすめなのが寝る前。
ブルーライトの心配もなく、リラックスしながら読書が楽しめます。
目を休めながら本を楽しめる―こんな贅沢、なかなかありません。
4. 再生速度調整・スリープタイマーも!自分好みにカスタムできる読書体験
Audibleには、耳読書をより快適にするための便利な機能が満載です。
- 再生速度の変更
0.5倍〜3.5倍まで、0.1刻みで調整可能。
「通勤中はビジネス書を倍速で」「夜は小説をゆっくり1倍で」など使い分けできます。 - クリップ&ブックマーク
印象に残ったシーンはクリップ機能で一瞬で再生可能。 - スリープタイマー
1分刻みで設定でき、章の終わりなど区切りの良いところまで聴く設定も可能。 - ダウンロード機能
Wi-Fi環境でダウンロードしておけば、通信量を気にせず聴けます。 - 残り時間表示
再生速度に応じた残り時間が表示され、「あと何分で聴き終えるか」が一目でわかります。
これらの機能で、読書体験はさらに自分好みに進化します。
紙の本では味わえない柔軟性が、Audible最大の魅力です。
5. まるでドラマ!プロの朗読が作品世界を広げてくれる
Audibleでは、声優や俳優によるプロの朗読が楽しめます。
これがまた、作品世界にぐっと引き込んでくれるんです。
紙の本でもなく、映画でも舞台でもない、唯一無二の“声の世界”。
聴く読書の新たな楽しみ方がここにあります。
6. 読書量がぐんと増える!Audibleが“紙の本”への扉にもなる理由
Audibleで読書量が増えると、本との距離が自然と近づいていきます。
スキマ時間でどんどん“読める”から、「もっと知りたい」「紙でも読みたい」と感じるようになるんです。
僕自身、Audibleで読んだ薬丸岳さんの『ブレイクニュース』にハマり、同著者の『友罪』『刑事のまなざし』は紙の本で読みました。
一穂ミチさんの『恋とか愛とかやさしさなら』は、Audibleで聴いたときのあまりの衝撃に、kindleで再読してしまいました。
“耳で入り、紙に戻る”―Audibleは本好きにとって、読書の新たな入り口になってくれるツールです。
まとめ:読書のハードルを下げ、人生を豊かにするAudible
「読書したいけど時間がない」「最近まったく本を開いていない」―
そんな方にこそ、Audibleはぴったりのサービスです。
紙の本が大好きな僕が、あえてAudibleをおすすめする理由。
それは、“耳”という新しい読書の入り口が、本との出会いを増やし、人生を豊かにしてくれるからです。
“読む”から“聴く”へ。
読書のかたちは変わっても、本の力は変わりません。
あなたも今日から、Audibleで新しい読書体験をはじめてみませんか?